東近江市（佐野町・蒲生堂町）に個人間融資やソフト闇金は実際する？

東近江市で活動しているヤミ金業者や個人間融資の実態

東近江市は滋賀県の南東部に位置し、鈴鹿山系から琵琶湖まで広がる自然豊かな地域です。古くから交通の要衝として栄え、京阪神と中京圈のほぼ中間という立地にあります。

そんな東近江市でも、実際に闇金や個人間融資を行う業者が存在しています。以前は佐野町や八日市緑町などでポストにチラシが入っていたり、電柱に広告が貼られていたりしましたが、今ではほとんど見かけなくなりました。昔のように事務所を構えて営業することはほとんどなく、闇金は見えにくい場所で活動しているのです。

では、どうやって私たちに近づいてくるのでしょうか？

SNSを使った巧妙な勧誘（佐野町や宮川町でも被害）

最近の個人間融資や闇金の勧誘は、主にX（旧Twitter）、Instagram、Facebook、TikTokといったSNSを利用しています。「#個人融資」「#お金貸します」「#即日融資」「#ブラックOK」「#お金に困ってます」などのハッシュタグを使い、お金に困っている人を探しています。興味を示した人にはDM（ダイレクトメッセージ）を送り、LINEなどのクローズドな連絡手段に誘導するのが典型的な手口です。

例えば、こんな甘い言葉で勧誘してきます。

「ブラックでも無審査で即日融資可能！佐野町にお住まいの方、お力になります」

「多重債務・生活保護の方も低金利でお貸しします。中小路町周辺で個人で助けています」

「無職・学生・主婦の方でも100％融資。まずは相談だけでも」

個人を装っていても、実際は悪質な業者であることがほとんどなんですね。

見えにくくなった闇金の活動場所

闇金は様々なところに潜伏し、集客を行っています。主な活動場所としては、SNSや個人間融資掲示板が挙げられます。また、闇金業者が個人間融資掲示板に投稿しているケースも少なくありません。大きい都市で組織として活動している場合が大半ですが、自宅で1人でひっそりと個人間融資を行っている場合もあります。

非対面での取引が多いものの、契約や現金の受け渡しのために、八日市駅前のカフェ、能登川地区のコンビニ駐車場、五個荘エリアの公園などで一時的に会うこともあります。証拠を残さないため、現金手渡しを選ぶ業者も存在します。

では、どれくらいの金額を貸してくれるのでしょうか？

少額から始まる闇金の罠（伊庭町や妙法寺町でも注意）

初回の融資額は1万円～2万円程度と少額です。しかし、利用回数によって信用度が上がり、場合によっては5万円から10万円程度まで融資額が増えていきます。最初は少額だからと軽い気持ちで借りてしまい、気づいたときには返済できない金額になっているケースが後を絶ちません。

闇金の金利は利用するところによって違いますが、例えばトイチ（10日で1割）やトサン（10日で3割）といった信じられないような高金利で貸し付けを行っています。年利に換算すると、トイチで365%、トサンでは1095%にもなります。躰光寺町や山路町、林町、種町にお住まいの方も、こうした法外な金利には十分注意してください。

他にも注意すべき手口はありますか？

新しい手口にも要注意（大森町や垣見町の事例）

闇金は法律の抜け穴を突くかのように、次々と新しい手口を生み出しています。

後払い（ツケ払い）現金化
価値の低い商品を後払いで購入させ、その特典として現金をキャッシュバックする手口です。実際はキャッシュバックされた金額に対して高額な手数料（利息）を支払うことになります。
先払い買取現金化
スマートフォンなど、将来手に入れる予定の商品を「買い取る」という名目で先にお金を振り込み、後日商品を業者に送らせる手口です。商品を送れない場合は高額な違約金を請求されます。
給料ファクタリング
給料を「債権」とみなし、それを買い取る形で給料日より前にお金を渡すサービスです。これも実質的には高金利の貸し付けになります。

今堀町や山上町、五個荘竜田町、東沖野二丁目、小田苅町にお住まいの方も、こうした「現金化」の広告には絶対に手を出さないでください。

ココに注意

一度でも闇金を利用してしまうと、個人情報が他の業者に売られたり、完済させてくれない「押し貸し」の被害に遭ったりする危険性があります。家族や職場にまで取り立ての電話がかかってくることもあり、平穏な生活が脅かされます。